光触寺
【こうそくじ】
〔時宗〕
もともとは真言宗の寺でしたが、1279年(弘安2年)に作阿上人(さくあしょうにん)が開山し、時宗に改めたと伝えられています。本尊は重要文化財の阿弥陀三尊像で、別名、頬焼阿弥陀(ほおやきあみだ)と呼ばれ、盗みの疑いをかけられた法師の身代わりになり頬に焼印が残った、という話が伝えられています。本堂の脇に地蔵堂があり、まつられている地蔵は塩嘗地蔵(しおなめじぞう)と呼ばれています。六浦の塩売りが鎌倉に入るときにこの地蔵に塩を供えたところ、帰りに見たら塩がなくなっているので地蔵がなめたのだろうということで、この名が起こったと言われています。
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